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【極限紹介】BlackCyc出身:「貞島 富巳哉」さん

※ヒゲトニオがインターネットに触れ始めた頃は、こういった記事が結構流行っており
 一度は書いてみたかった、夢のような今回の企画記事。
 当ブログのレビューも併せて読むと、より魅力が伝わります。

 「ゴア・スクリーミング・ショウ」レビュー



皆さんは「貞島 富巳哉」さんというキャラクターをご存じだろうか。

当ブログを初期から読んでくださっている方であれば、名前ぐらいは見たことがあるかもしれない。

「BlackCyc」より2006年1月20日に発売され、萌えゲーアワード2012でUMD版がPG賞 金賞を受賞した、

「ゴア・スクリーミング・ショウ」に登場したゲス要員であり、

貞島さんの決めポーズ

スプラッターでグロ描写も多いホラーテイストな作品のわりに、キャラクター設定にツッコミ所が多く

そんな中でも、眩い輝きを放つキャラクターこそが「貞島 富巳哉」さんである。


【重要事項】
●スパロボKの主人公ミストさんと同じく「呼び捨てにするほど親しみを感じない」ので、
 友人Kとの話題に挙がるときは基本的に「さん」付けで呼ばれている。
●ユカの出番が多くなる⇒貞島さんが気持ち良くなる⇒バッドエンド開幕
 この流れはゴア・スクリーミング・ショウの様式美である。


たま~にチェックしている当ブログのアクセス解析でも、たま~に検索ワードに出てくる辺り

実は意外と人気があるのかもしれない。


【ブログ内調査(全てヒゲトニオ内のランキング)】
●印象に残っている悪役ランキング          第一位
●他を知らないので今のところゲス要員ランキング 第一位
●年齢を誤魔化していそうなキャラクターランキング 第一位
●「うっしっし」という笑い方が似合うキャラクター  第一位
●「にっしっし」という笑い方も似合うキャラクター  第一位

貞島さんの決めポーズに笑い声を付けてみると
【貞島さんの特徴】
●高身長・御曹司・素行が悪く・田舎者
●主人公より背が高いけど、主人公より脚が短い。
●奇襲と一騎討ちが苦手
●バッドエンドの切り込み隊長
●ゲス要員としては献身的だけど、グッドエンドでも悲惨な目に遭う


本作はゴアばかり注目されがちだが、個人的には貞島さんこそが本作のMVPである。

当記事では、そんな彼の活躍を余すところなく、極限まで紹介しよう。


貞島さんに関するネタバレを多分に含みますが
最後まで書いてみて本作品の核心には全く触れることがなかったので
閲覧は自己責任でお願いします




【プロローグの貞島さん】
田舎町「呉仁町」

舞台は田舎町「呉仁町」

主要人物の生まれ育った町であり、これから悲劇が起きる場所でもある。

都会に引っ越したけど、両親が仕事の都合で海外に赴任することになり

日本に残りたかった主人公は叔母に引き取られ、故郷に戻ってくるところから物語が始まる。

しかし、転校先は昔馴染みの友人達ばかりのはずが、あまり歓迎ムードではない。

貞島さんの初登場シーン

その原因は我らが貞島さんに起因しており、

この町に唯一ある総合病院の御曹司である貞島さんは、日頃から素行が良くないのでクラスの雰囲気を悪くしていた。

しかし、クラスメイトの友人キャラから馬面と紹介される辺り、クラス内での求心力は低いようだ。

最初からお互いの印象が良くない主人公と貞島さん。

もしかしすると都会を知る主人公にジェラシーがあったのかもしれない。(本当の理由は後々分かる)

たまたま出くわした主人公を痛めつけようと数人で包囲するものの

奇襲に弱い貞島さん

主人公の奇襲により、ボコボコにされる貞島さん。

兵力が多いからと武力の低い文官タイプが前線に出ると、一騎討ちを挑まれて酷い目に遭う良い例である。

その後は平和な時間が続くのだが

モブキャラのわりに複数の立ち絵という高待遇

ただでは転ばない策略家の貞島さん。

教師の前では良い顔をしていることを利用し、主人公によって怪我を負わされたことにして

クラス内で吊るし上げようという小学生のような「終わりの会」作戦に出る。

それにしても専用のイベントCGがあったり、複数の立ち絵があったり、表情も多彩なので意外と高待遇である。



【一柳 あかねルートの貞島さん】
貞島さんの思惑

貞島さんはヒロインの一人を口説こうと必死になっており

その理由は「賭け」であることが主人公に露見する。

その後、主人公と口論になるが先ほどの戦闘で懲りたのか殴り合いには発展せず

貞島さんの思惑は続くがその後公開処刑される

主人公には構わずにヒロインを口説こうとする貞島さん。

理由はともかく、勝負事に関しては真摯である。

しかし、その目論見を阻止したい主人公が会話に割り込み、同じく映画に誘ったところ

ヒロインは主人公と映画に行くことを選び、貞島さんはクラス全員の前で醜態を晒すことになる。

このままでは終われない貞島さんは、主人公とヒロインより早く登校し、

二人の過去を黒板に書いて暴露するという中学生のような「早起き黒板」作戦に出る。

ヒロインにのされる貞島さん

しかし、今度はヒロインにボコボコにされる貞島さん。

兵力が多いからと武力の低い文官タイプが前線に出ると、一騎討ちを挑まれて酷い目に遭う良い例である。

気が強いけど別に腕っ節が強いわけでもない女の子に負けるシーンで、立ち絵を用意しないのは

スタッフの気遣いだろうか。(実際は股間を蹴り上げられてダウンしているからである)

その後は特に出番も無く、ここでお役御免。


一柳 あかねルートの貞島さん:生死不明



【双木 葵ルートの貞島さん】
途中までは同じだが、ここでも貞島さんの奮闘は止まらない。

主人公とヒロインの過去を暴露すると、またヒロインに股間を蹴り上げられる未来が待っているので、

ヒロインを誕生日のホームパーティーに招待するという、強引な離間の計略を実行する貞島さん。

主人公の恋愛感情は別ヒロインルートなので、貞島さんで妥協しようという思惑があったのかヒロインも了承し

全ては貞島さんの計略通りに進み、睡眠薬でヒロインを眠らせることに成功するのだが

奇襲に弱い貞島さん2

やっぱりヒロインに股間を蹴り上げられてダウンする貞島さん。

その後は、部屋に男数人で取り囲んでおいて、ヒロインに逃げられるという大失態

貞島軍に知略の高い軍師が不在であり、助言無しで君主自らが計略を実行しても成否が分からず、

失敗すれば股間を蹴り上げられるというリスクを、自ら証明することになる。

ちなみにバッドエンドのルートであれば、最後まで計略が成功するのだが・・・

個別ルートで学ばなかった貞島さん。普通に逃げられる

どちらにせよ股間を蹴り上げられる未来は変えられない世界線なので

貞島さんの股間的にはノーフューチャーである。

その後は、成否に関わらず精神的なショックを負ったヒロインは登校しなくなり、

ただでは転ばないことに定評のある貞島さんは

それをネタに、主人公に報復することに成功する。


ラスボスVS貞島さん

その後は、絶対に関わってはいけない本作品のラスボスということをスタッフから知らされていないため

「ユカ」を襲って、仲間達と気持ち良くなる貞島さん。

ラスボスを利用して気持ち良くなった代償は大きく、

ラスボスに挑んだ結果がコレである。

仲間共々「ユカ」の私兵になり、貞島軍は滅亡してグッドエンドのルートの場合は、ここでお役御免。

ここで重要なのは、ヒロインのルート的にはグッドエンドでも、貞島さんの運命的にはバッドエンド不可避な点である。


双木 葵ルートの貞島さん:生死不明



【深園 希衣佳ルートの貞島さん】
三人目にもなると、貞島さんを使った展開にスタッフも飽きてきたのか

貞島さんよりもヒロインの母親が活躍する場面が多く、

貞島さんは終盤で描写すらもカットされて、いつの間にかユカの私兵になっており

グロいので加工しています

ドラゴンボール30巻ぐらいでセルに吸収された市長みたいな無残な姿になり

最後はユカに燃やされて、ここでお役御免。

ここで重要なのは、ヒロインのルート的にはグッドエンドでも、貞島さんの運命的にはバッドエンド不可避な点である。


深園 希衣佳ルートの貞島さん:焼死



【闇子ルートの貞島さん】
話が核心に近づくにつれ、デッドエンド率が高まる貞島さん。

初心に戻り、怪我(仮)をした「終わりの会」作戦から、仲間と共に主人公へ再戦を挑もうとするものの

本作品の真打である主人公の保護者「闇子」さんに諭されて、大人しくなる。

素行が悪いわりに、例え憎い相手の親族であろうと保護者には弱い貞島さん。

そんな展開は一切なかった。

主人公と貞島さんが協力する夢のような展開が待っているのかと、期待させる台詞も用意させといて

そんなイベントは一切用意されていなかった。

その後はラスボスであるユカと対決する為、主人公は学校を数日休むことになるが

貞島さんの慎ましい逆襲

ここで文官タイプの貞島さんが本領を発揮し、流言の計略を成功させる。

クラス内では信じていない者が多数だが、一部は信じており主人公の精神に大打撃を与える。

その後は、本作品中で最もフレンドリーな貞島さんを拝める貴重な展開が用意されているが

特に目立った出番もなく、ここでお役御免。


闇子ルートの貞島さん:生死不明



【ユカルートの貞島さん】
ラストシナリオになると、主人公が学校に滞在する時間が短くなり

学園内でのイベントも非常に少ないので、当然ながら貞島さんの出番も少なくなり

かなり寂しい時間が続く。

しかし貞島さんはプレイヤーの予想を裏切っても、期待は裏切らない。

まずはこのテキストを読んでほしい。

海に行く季節ではない。

ユカに綺麗なものを見せるために、海にやってきた主人公とユカの二人。

海開きも終わった秋なので、人気もないらしい。

初めての海に怯えるユカと一緒に、海を楽しむ主人公。

二人きりということもあり、主人公を岩場に誘い、そのまま誘惑するユカ。











盛り上げる為なら人気のない海でも登場する貞島さん

人気はなくても貞島さんは、そこに居た。

お呼びでなくても即参上。と言わんばかりの嗅覚は、正義のヒーローに向いている。

その後、主人公を痛めつけ"たぶん"ユカを襲って、気持ち良くなった貞島さん。(明確な描写は無い)





描写すらカットされる貞島さんの最期

しかし出しゃばってフライングした者の末路は、描写すらカットされた最期だった。

その後は何事も無かったかのように感動のエンディングへ・・・

これまでを振り返り、各キャラクターが登場し、感慨深い心境になる主人公とプレイヤー。

しかし、そこに貞島さんの姿は無かった・・・。

もっと言うと、彼に関するテキストも一切無かった・・・。

ここで重要なのは、実質的なトゥルーエンドでも、貞島さんの運命的にはバッドエンド不可避な点である。


ユカルートの貞島さん:ずたずたに引き裂かれる



【あとがき】
如何だっただろうか。
何だか応援したくならないだろうか。
おそらくエロゲの歴史を振り返れば、これ以上の逸材は沢山存在しているかもしれない。

しかし友人Kは、この手の作品をプレイしないので
必然的にヒゲトニオも、そういったキャラクターを知る機会が無い。
皆さんも素敵なキャラクターをご存じであれば、是非教えてほしい。
14:承認待ちコメント

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2020.05.17 06:00 # [EDIT]

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